ゆーきやこんこん(KOLおつまみ更新19)

2018.02.11 15:02|小説・詩
七海です。なかなか雪が溶けなくて外に出られないので、題名が崩壊しました。もやもやのはけ口、題名。
今週、天気がいいうちに本屋に行こうと思っていたんですがね……。本屋どころか、家の裏のドラッグストアにすら行けません。ユース○ンが切れちゃう。

さて、続きからKOLおつまみ更新です。

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KOLおつまみ更新18

2018.02.10 22:43|小説・詩
 七海です。

 雪がぜんっぜん溶けません。おかげで外に出られません。もう三日外に出ていないので、いい加減なんかどす黒いものが胸の中にくすぶりはじめている感じがしています。すとれすかな?

明日は、昼間のうちだけでも、外に出られるようになっていることを切に願います。
さて、KOLの続きです。久々ですね。ジェラルドさん動く。

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KOLおつまみ更新17

2017.10.29 09:32|小説・詩
おはようございます、七海です。
本日、自宅周辺は雨。でも本屋に行きたいです。漫画が買いたいです。

実は漫画だけじゃなくて資料も買いそろえたいのですが、いかんせん田舎なので……欲しい物が、売って……ない(吐血
もうネットしかないですかね。Am○z○nとか楽○とか。
検討します。

さて、今日もKOLです。
ようやくここまできたぜっ!

本編はこちら。
http://ncode.syosetu.com/n3552bw/

ご来訪ありがとうございます。




 光貴は目を閉じ、牽制のために構えていた剣を収めた。腹から声を出す。そして駆けだした。
 ひとまず、この白い獣を倒さなければ、先に進めないことは確かだろう。魔法は効かない。ならばもう、剣と己の肉体で、ぶつかるしかなかった。たとえ、鋭い牙や爪に貫かれても。
 獣は当然、敏感に反応した。体をばねのように使って飛びかかってくる。顔が突き出され、顎がひらかれる。
 それでいい。光貴は一瞬目を細め、両足に力を込めて、立ち止まった。足はわずかにすべったが、すぐに静を取り戻す。後ろにひいた左足を軸にして、光貴は体を回転させた。同時に振り上げた右足は、勢いよく跳んできた獣の体に直撃する。
 よほど、よい場所に当たったのか。獣は球のように飛んだ。少しだけ痛がるそぶりを見せたが、ほどなくして、のそりと起きあがる。爛々と光る両目ににらまれ、光貴は思わず舌打ちした。やはりこのていどでは倒せない。自分の蹴りが甘かったのか、あの獣がことさらに丈夫なのか。
 獣はすぐさま持ちなおした。高く吼えて、駆けてくる。光貴は身構え、次の手をさぐったが――刹那、目を見開いて固まった。
 獣が消えたのだ。白に、溶け込むようにして。
 そう思えたのもまた、一瞬だった。次には鋭い衝撃が、腹から全身へ駆け巡る。うめいた光貴は跳ね飛ばされ、その間に手痛い追撃を食らった。腹を裂かれて、腕を斬られる。血の一滴もこぼれないのが、不思議で、ぶきみだった。
 うめきが漏れる。それでも立ち上がろうとする。間に合わないとわかれば彼は、白い地面を転がった。爪は地面をかするが、そこにはなんの変化も生まれない。手をついて、懸命に距離をとる。それでも獣は追ってくる。そして当然、手負いの人間よりも、白い獣は早かった。あっという間に光貴に追いつき、牙と爪を立ててゆく。
 痛みばかりが襲った。それでもあきらめなかった。あきらめきれなかった。水の中でおぼれかけてもがくように、めちゃくちゃに暴れて、ようやく手ごたえをおぼえる。拳に下顎を殴りつけられた獣は、つかのま、ひるんだ。その隙に光貴は、這いつくばって距離をとる。むりやり体を起こし、再び剣に手をかけた。苦労して鞘からひきぬいたそれを、両手で構える。
 獣がのそりと起きあがった。光貴をにらんで、うなり声をあげ。次には吼えて、また跳躍。向かってくる白い獣に緊張を押し殺して対峙した光貴は――彼が頭を突きだすと同時、剣を、投げた。
 光貴の剣は投てき用の短剣ではない。なので軌道はいびつだったが、至近距離で投げた剣は、獣の頭にかすり、深い傷を残した。地鳴りのような悲鳴に混じり、遠くで金属の音がする。光貴は荒々しく息を吐きながらも、次の一手を考えた。
 しかし、頭痛が思考を妨げる。同時、首筋がひやりとした。
 叩きつけられたものは、ただひたすらに痛みだった。全身が熱を帯び、急速に冷えて、息が止まる。
 光貴は再び突き飛ばされた。そして今度こそ、起きあがることができなくなってきた。意識だけは明瞭なのに、体はひどい痛みを訴える。それでも光貴は、もがいた。獣の足に背を踏まれても、やけに冷たい息を感じても、まだ。
 死なない。死にたくない。生きたい。
 もう会えない、父の分も。

「そこまでだ」

 突如、一人と一頭しかいなかったはずの場に、誰のものでもない声が響く。瞬間、頭上で新たな白が弾けた。それはまっすぐに獣を貫いた。光貴は顔を伏せていたが、そばでぴりぴりと空気を焦がす熱で、それがわかった。
「俺とにおいが似てるから、不愉快になるのはわかるけどな。あんま、いじめないでくれよ。ピエトロの空白期がこれ以上続いたら、いくらなんでもやばい。それになにより――」
 獣の体から力が抜ける。存在が、おぼろげになる。
「息子をいたぶられてるのを見るのは、俺の方が不愉快でしかたない。儀式のためと耐えてきたが……もう、いいだろう?」
 声は、謳う。
 同時、硝子が割れるに似た音がした。圧力が消える。冷たい息遣いも。光貴がはっと顔をあげれば、そこに獣の姿はなかった。代わりに、すぐそばに、人影があった。光貴は慌てて手をついて、指先に力をこめる。
「何……ぁうっ……!」
 頭から足先までを駆け巡った痛みは、少年を苛んだ。崩れかかった体はけれど、大きな手に受けとめられる。
「もういい。おまえの頑張りどころは終わったんだ。お疲れさん」
 明るい声に引き寄せられて、光貴はそろりと目を開けた。水の膜がかかったようにぼやけた視界。その中に映るのは、長い金髪を無造作に束ねた男。母よりも、数歳年上だろうか。その顔には見覚えがある。――いや。
 光貴は、息をのんだ。
 見覚えがある、どころではない。
「よう。でっかくなったな、光貴」
 つい先ほど、目にした顔だ。
「父さん……?」
 もう会えないと、思っていた存在を前にして。呆然とその呼び名を口にした光貴。力の抜けた体を支えながら、ジェラルド・ルチアーノは――悪戯っぽく笑った。

KOLおつまみ更新16

2017.10.28 17:50|小説・詩
こんにちは、七海です。

本日もKOLです。珍しく筆が乗った! わあい! と、一人で喜んでいるところです。

本編はこちら。
http://ncode.syosetu.com/n3552bw/

ご来訪、ありがとうございます。




――ああ、死ぬのか。
 光貴は、漠然とした予感を抱いてうずくまった。痛くて、寒くて、怖くて。なのに、口もとは笑んでいた。
 死ぬのか、と。以前にも、考えたことがある。『神聖王』として目ざめる直前、息が止まるほどの苦しさの中で。そういえば、あの直後に見たものも、今感じているものと似ている。そう思ったとき、忘れかけていた映像の奔流が、また頭を満たした。
 頭痛が激しい。こらえようと、体を折る。抵抗ひとつできなくなった少年を、獣はじいっと見下ろしている。いつでも仕留めることができるはずなのに。だが、光貴はその違和に気づかない。冷静にあたりを見回すだけの余裕は、残っていなかった。
 映像は続く。満たし、締めつけ、流れてゆく。光貴が叫びだしそうになったとき、けれど、その流れがふいにゆるんだ。きつく、きつく目を閉じた。まなうらに浮かんだのは、やはり知らない風景だ。なのにどこか懐かしい。ひと組の男女が、向かいあって、何かを見下ろし、ほほ笑んでいる。今まで見てきたものは、おそらくは『天使』の力やその目覚めに、この空間に関するものだった。だが、今見ているものは、どれでもない。光貴は、ずきずきと痛む頭の片隅で、はじめて、どうしてだろうと思った。
『本当に、いいの? 星語の名前なんかつけちゃって。ピエトロでは浮きまくりだよ、絶対』
 やわらかい、女性の声。それを彼は知っている。しかし、知っているそれよりも、響いた音はいくらか若く、幼かった。男性の声が、言葉にかぶせるようにして、笑う。
『いいって。せっかく俺たちの子どもなんだ。ちっと目立つくらいがちょうどいい。それにな、俺は、おまえの名前とおまえの国の言葉が好きなんだ』
『……そこまで言うなら、考えた名前、つけちゃうよ。いいんだね』
 低められた女性の声を、男性はやわらかく受けとめる。
『ぜひに。参考にさせてくれ。そんで、次の子ができたときは、俺に名づけさせろ』
『気がはやーい』
 弾むように笑った女性が、打って変わって、下を見る。細い腕(かいな)に抱かれるのは、小さな命。
 その風景を、天からのぞくように、見ていた少年は。みずからの心臓が、ひとつ、鳴ったのに気がついた。
 あそこにいるのは。
 二人が見ているのは。
『――光貴。光に貴い、で、光貴。いかがかね、“神聖王”殿』
『おまえ、狙ったな』
『当然』
 この、二人は。
『うん。こいつにぴったりだ。光貴、ようこそ、我が家へ』

「かあさん……とう、さん」


 おさまらない痛みの下で、けれど優しい風景は流れてゆく。その中で、子どもは少しずつ、確実に成長していく。そして――彼自身もおぼろげながら覚えている、あの日へと行きついた。
 母の腕に抱かれる子を見て。自分もこんなふうに生まれてきたんだと、ぼんやりと自覚した。隣に立つ、背の高い父親は、見るからに安堵の表情を浮かべていて。母と二人目の子をいたわったあと、小さな自分を手招いた。
『この子の名前、俺と光貴で考えたんだぞー。なあ、光貴?』
『うん!』
『あれ、本当? じゃあ、さっそく発表してもらおうかな。今まで秘密にされてたから、楽しみだなー』
 父と息子は悪戯っぽく笑いあい――息子の方にそのつもりはなかったが――声を合わせて言ったのだ。
 
 晴香、と。
 晴れの香りで晴香。それがこの子の名前だと。
 
 記憶の中の母の姿はおぼろげだ。けれど、笑っていたのだと思う。事実、見える風景の中で、彼女はほほ笑んでいた。そして、腕の中で眠っていた晴香が、へにゃりと妙な顔をしたことだけは、鮮やかに覚えていた。
『よろしくね、晴香』
『光貴ー。おまえ、今日からお兄ちゃんだぞ。一緒にがんばろうな』
 父に頭をなでられて。母に「いよ、おにいちゃん!」とはやし立てられて。小さな彼は、無邪気に笑った。

『うん。ぼく、おにいたん! おにいたん、がんばる!』

 まだこのときは、「お兄ちゃん」がきちんと言えなかったのだろう。自分の言葉で久方ぶりに笑った彼は、その拍子、妹の後ろ姿を思いだした。
「――晴香」
 白い闇の中に、やさしい色の光を見た気がした。
 彼女は、どうしているだろうか。また自分がいなくなって、うろたえているのでは、ないだろうか。
 晴香だけではない。あの場には、『聖墓所』には、ノエルやラッセルも残してきている。彼らが突然消えた光貴を放っておくわけもない。どうしているだろう。ラッセルは、彼は特に、自分を連れだしたことに責任を感じていたのに。今また、よけいな心配をかけて。
 力なく落ちていた腕が、跳ねる。指が動いて、こぶしをつくる。全身に熱が、よみがえる。内側が脈打ち、血が巡る。
「……ふ、ざけんな……。死ぬ、には……早すぎる、だろ」
 あたたかい風景を振りきって、強引に体を返す。目を開くと、変わらず果てのない白に焼かれた。それでも光貴はひるまなかった。両手をついて、体を起こす。獣の尾が、ばねのように跳ねた。それが動きだすより早く、光貴はむりやり立ちあがる。ずらすように足を動かし、落ちていた剣に近づくと、すばやく拾い上げた。たどたどしく剣を構えて、獣を正面からにらめつける。
「悪いな。俺は、おまえには食われてやらない。食われるわけにはいかないんだ」
 ひねり出した声は、かすれていた。膝は笑って、息は荒い。
 不格好だ。でも、それでいい。
 格好悪かろうが、自分の意志で歩いてきたのだ。これからも、そうしてゆく。もう、迷いはなかった。

KOLおつまみ更新15

2017.10.25 20:55|小説・詩
こんばんは、七海です。
先日は、久々にまともな台風の襲撃を受けまして、まともに眠れませんでした。今度の台風はどうなるでしょうか。

とか書いていたら、その前の台風もわりとまともだったなと思いました。油断なりませんね。

久々すぎるKOLおつまみ更新です。謎の白い獣が動く。
続きからどうぞ。

本編はこちら。
http://ncode.syosetu.com/n3552bw/

余談:最近、造語づくりの参考になればとトルコ語を勉強しています。
これまでで一番おもしろかったのは、ケーキがパスタだったことです。(cake=pasta)
じゃあパスタは何かというとマカロニのようです。(pasta=makarna)
……これが言いたかっただけです。すみません。

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Author:蒼井七海
なんか周りにオタクといわれてしまう社会人見習い。
少年漫画、ファンタジー、ネコが大好き。中学生の頃から息(だけ)長く創作サイトの運営やらなんやらしながら、漫画家を目指しています。
どうぞよろしく。

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