年越し

2015.12.31 23:47|日常
こんばんは、七海です。
気がつきゃ年末。

イラスト描きましたが、ハガレン見てたら上げ損ねました(おい
明日上げます。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
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AZURE進捗

2015.12.29 17:25|創作話
 こんばんは、七海です。
 今日はごみの整理をしたり漫画のコンテを描いたり。本当はもっといろいろしたかったんですが、漫画コンテを描いていたら半日があっという間に過ぎました。

 というわけで、『AZURE』第4話の漫画コンテが完了。これをネームに起こして、いい感じになれば、いよいよ下書きです。やっとか……ここまで四、五年かかっているという衝撃的な状況です。今後は、もうちょっとペースを上げていきたいです。何か仕事を始めるまでには完結させておきたいですね。

 それと合わせて第5話の構想も整理し始めました。どうも、予想よりもシリアスな話になりそうです。
 国の現状とクラインの過去が絡むとシリアスにしかなりません。
 第4話と第6話がそれなりに和やかな話なので、勘弁していただきたいところ。

 もそもそと頑張ります。けれども今、やっかいなことに、イラストを描きたい周期に入ってきているようです。

 ご来訪、ありがとうございます。
……今年の年賀状、もうスルーしようかな……。それとも学校で直接渡そうかな……(悪い方向へ流れる思考)

おつまみ更新:ラフィアの翼18

2015.12.29 17:04|小説・詩
「な、ん、で! こんな無茶するのかしらね!」
 数分後。ラキアスの去った私室で、ステラは幼馴染に指を突きつけて怒鳴っていた。レクシオは嫌いなものを出された子供のような顔で彼女を見ている。
「なんで俺、怒られてるのかなー。ちゃんと兄さん説得できただろ?」
「それはそれ! これはこれ、よ!」
 ステラはすぐさまレクシオの反論を制し、彼の喉元を示した。小さな傷口から出た血は既に固まって茶色くなっているが、どことなく痛々しい。
「自分から殺されに行くなんて馬鹿じゃないの!? 見てるこっちが死にそうだったわ!」
「馬鹿なんて言わなくてもいいじゃんか」
「馬鹿でも足りないくらいよ!」
 ふんっ、とそっぽを向いた少女は、荒々しく鼻を鳴らす。
 以前、かなりの無茶をしてレクシオに説教されたことがあったが、彼も人のことを言える立場ではないだろう。しかも、勢い余ってではなく、分かっていてやっているからたちが悪い。その胆力はどこから来るのやら。
 ステラがつらつらとそんなことを考えていると、唐突に部屋の扉が開いた。ひょっこりと、覇気のない男の顔がのぞく。
「やあお二人さん。痴話げんかかい?」
「違います!」
「……息、ぴったりだけどね」
 ステラに呼び出されたこの家の侍医は、仲のよい二人を見て苦笑した。
 ラキアスは話が終わるとすぐに部屋を出ていった。それを見届けた直後に、ステラが侍医を呼んだのである。喉元の傷は大したものではなかったが、念のため治療をしてもらおうと思ったのだ。
「君、怪我多いね。お嬢様に負けてないんじゃない?」
 首元に軽く包帯を巻いて留めたあと、侍医はそう言った。引きあいに出されたステラは、むっと唇を尖らせる。一方、レクシオは笑っていた。
「ほんとにねー。俺も、嫌になりそうですよ。もうちょっと武術を磨こうかな」
 ポロっと飛び出た彼の言葉に、ステラは顔を引きつらせた。
「やめてよ! あんたがこれ以上強くなったら、あたし勝てなくなっちゃう!」
「そうかあ? じゃ、今度鍛錬項目変えてみるか」
「話聞いてる!?」
「はい、次。手を出してー」
 眦をつり上げる少女の言葉をのらくらとかわす少年が笑顔で治療を受けている――という光景は、奇妙なものだった。この間、誰も人が入ってこなかったことは、彼らにとっての幸運だったかもしれない。

 そうして治療を終えたレクシオを連れだって、ステラは仲間たちの元に戻った。もう、すっかり辺りは暗くなっていて、『調査団』の面々は、寝る前の座談会を繰り広げていた。
「ただいまー。遅くなったー」
「風呂は明日にしようかな」
 二人がそんなことを言いながら部屋に入ると、にわかに少年少女が沸きたった。真っ先に反応したのは、ナタリーである。
「おっそーい! 二人して何やってたのよ!」
「ごめんごめん。ちょっと混み入った話をしてて」
 ステラは笑いながら言うが、ナタリーの怒りは収まらないようだ。「ほんとにもう」と憤慨しながら、寝台に腰を下ろす。その横からひょっこりと顔を出したミオンは苦笑をしていたが、直後、レクシオを見て訝しげな表情になった。
「あれ……? レクシオさん、またお怪我ですか?」
「え」
 レクシオは素っ頓狂な声を上げたあと、首と右手に包帯が巻いてあることを思い出し、口元をひくつかせた。
「あー。うん。ちょっと、ドジ踏んじゃって」
 まさか、「前の怪我も今回の怪我もステラの兄貴が原因です」とは言えまい。ステラもそれは明かしたくなかった。だから、彼の誤魔化しを少し助けてやることにする。息を吸い、わざと呆れた表情を作った。
「本当にねえ。このお馬鹿さんには、嫌になるわ。聞いてよー」
「あっ!? だからそんな、何回も馬鹿っていうなっつーの!」
 もちろん、多少の意趣返しも含まれていたが。
 夫婦漫才顔負けの二人のやり取りを見て、トニーが腹を抱えて笑う。
「二人とも、その辺にしたら? まったく……一時期様子がおかしかったから、どうしたもんかと思ってたけど、無用な心配だったみたいだね」
「いやー、元気になったようで、何よりだ!」
 ジャックも、手を叩いて賛同している。
 ステラとレクシオは、虚を突かれたようにぽかんとして、それから揃って吹き出した。笑っている二人を見て、『調査団』の四人は不思議そうにしていたが、すぐに気を取り直したようである。さっさとステラたちを自分たちの輪に誘い込んだ。
「さあさあ! 二人もそんなところに立っていないで、座談会に加わりたまえよ!」
「そういえば、今日はなんの話をするか、全然決まっていませんでしたね」
「俺、イルフォード家の面白い話を聞いてみたいなー。なんかないの、ステラ?」
「どうかしら……。あたしはその辺、詳しくないから。明日、兄上に訊いてみる?」
 冷やかに繰り広げられた争いが終わり、ようやく訪れた平穏な夜は、こうして賑やかに更けていった。

おつまみ更新:ラフィアの翼17

2015.12.29 09:36|小説・詩
「レク!?」
 ステラは無意識のうちに、引きつった声で彼の名を呼んでいた。心臓が凍るような思いで、ぎゅっと拳を握りしめる。その間にも、レクシオは平然として、ラキアスの方を見ていた。
 ラキアスは、訝しげに目を細める。
「何を、考えている?」
「別に何も」
 素っ気なく答えたレクシオは、前へと歩き出した。そして、短剣の切っ先が自分の首筋に触れたところで、ぴたりと足を止める。
「俺を殺して気が済むのなら、そうすればいい。俺は拒みませんよ」
 ヴィントとは似て非なる緑の目が、このとき、すうっと冷え切った。だが、後ろで見守っているステラは、それを知らない。
「確かにあなたの言う通り、元凶は俺かもしれません。それは、自分でも考えたことです。だから、あなたが俺を本気で断罪する気なら、『俺は』それを受け入れましょう」
 ラキアスの目に激情が走った。彼はわずかに短剣を前へ突き出した。刃が少年の喉元に薄く食い込む。赤い線が、つうっと滴り落ちた。
 だが、レクシオはそれを意にも介さず続ける。
「けど、本当にそれでいいんですか? あなたは今、その後のことを考えてます?」
「――どういう、意味だ」
「俺が殺されたのを目の前で見たステラは、どう思うでしょうね。ステラだけじゃない。ここには、『調査団』のみんな――俺たちの仲間が来ています。彼らはどう思い、どういう行動に出るか、少しでも考えました?」
 口早に言ったレクシオは、くしゃりと顔を歪め、静かに言葉を叩きつけた。
「あなたと同じ行動に出るかもしれない、とは思わないんですか」
 ラキアスが、はっと息をのんだ。後ろにいたステラも言葉に詰まる。
 ここでレクシオが殺されたら、自分はどう思うだろう。怒り狂うだろうか、泣き叫ぶだろうか。そして――衝動にかられて、凶行に及ぶだろうか。
 分からない。肯定も、否定もできない。
「復讐の連鎖、とはよく言ったものです。こうして、俺とあなたが向かい合っていることも、元を辿れば軍人によるデルタの子供たちの虐殺でしょうから」
 帝国における、デルタ差別の嚆矢とも言える出来事――それを静かに思い起こしたステラは、向かい合う二人を見た。レクシオは、きっとラキアスを見据えている。
「ラキアスさん、どうですか? 自分の家族や、俺の父を敵に回して……その因縁を、家族や子孫に背負わせたいですか?」
 短剣の切っ先が、微かに震える。その、ラキアスの心の隙ともいえる震えを見てとったかのように、レクシオは思いっきり刃を手でつかんだ。自分の手に血がにじむことも厭わずに、鹿と握りしめた。
 澄んだ両目に、鋭い光が走る。
「俺はそんなの、御免だ! こんな思いは、俺たちだけで充分だろ!!」
 轟いた少年の言葉は、もはや悲痛な叫びだった。
 ラキアスは、返す言葉もないような表情で、痛みをこらえているような少年を見つめていた。
 それまで黙って見守っていたステラが、すっと、一歩を踏み出す。小さく息を吸い込んだ。
「兄上」
 呼びかけると、兄はそっと視線をこちらに向けてきた。ステラは穏やかな表情で口を開いた。
「兄上の気持ちは、分かります。私の中にも、憎しみはありました。……でも、悪いのはヴィントやレクシオだけではないんです。彼らを追いつめた父上や母上にだって、非はありました。その両親を追いつめたのは、帝国……この国そのものです」
 秋に起こった事件のときから、ずっと感じていたことだ。自分も、レクシオも、ミオンも、兄も。そしてヴィントやかつての両親も。国そのものに、追いつめられている。彼らのやり方にむしばまれている。それだけだ。
 だから。
「だから、もうこんなことは終わりにしませんか。復讐なんてしても、苦しくなるだけです。私はもう、そんな苦しみには耐えられない。苦しむくらいだったら、すべてを終わらせます」
 怒りも、悲しみも、憎しみも、もうない。そんなものは、家族や友達を守るためなら、すべて飲み下す。ステラは既に、そう決めていた。
 少女の強い瞳が、青年に向けられる。
「兄上」
 彼女がもう一度呼ぶと、ラキアスは深く息を吸った。
 そして――短剣を、引いた。無言で剣を鞘に収めて、うつむく。彼はしばらく無言でいたが、やがてうつむいたまま、少年の名前を呼んだ。
「レクシオ・エルデ」
「――なんでしょう」
 レクシオは無表情のまま返す。ラキアスも、未だ顔を見せない。
「俺は、君の父と君を許してはいない」
 ラキアスは言った。するとレクシオが目を見開く。だが、彼はやがて、ふっきれたように微笑んだ。
「許さなくていいんです。俺は、その憎しみを背負って生きていきたい。人の命を奪って守られた身ですからね」
 青年の肩がピクリと震えた。彼はようやく顔を上げると、無理矢理笑顔を作って言った。
「これは、一本取られたな」
 青年の言葉に誘われるように、少年が小さく吹きだす。もう、そこに因縁も憎悪もない。
 背後で彼らのやり取りを聞いていたステラは、ほっと肩の力を抜いていた。

おつまみ更新:ラフィアの翼16

2015.12.28 09:23|小説・詩
 三人は、ステラの部屋へと向かう。ステラが先頭に立って部屋の扉を開くと、貴族の娘に似つかわしくない質素な空間が開けた。
 円卓と椅子、そして部屋の奥にはベッドがあり、壁には二本の剣が立てかけられている。それだけの部屋だ。装飾のひとつさえない。
 ステラは、兄と幼馴染に椅子を勧めた。それから自分も座った。小さな円卓を、異様な三人が囲む。
 ステラの着席を見届けると、ラキアスが口を開いた。
「それでステラ。話とはなんだ?」
 問われて、ステラはうなずいた。心を落ち着けるために二度、三度と深呼吸をする。それから口を開いた。
「今日、父上と母上の墓参りに行ってきました。そこで――ヴィントと出会いました」
 ラキアスが驚きに目を見開いた。だが、その表情は、すぐ険しいものに変わる。だが、ステラは淡々と話を続けた。
「そして、話を聞きました。十二年前の出来事について、私たちの知らない話を」
 言ってから、彼女はヴィントから聞いた話を兄にもした。内容はだいぶかいつまんだが、十分に衝撃的な内容は伝わったらしく、すべてを話し終えるころには、兄は唖然としていた。
 心地の悪い沈黙が広がる。すべてを語り終えたステラが、どう続けようかと悩んでいると、ふいに向かいの兄が口を開いた。
「……信じたのか」
「えっ?」
 小さな、小さな声。低く沈みこんだ問いかけに、ステラは目を見開いた。彼女が思わず反問すると、ラキアスは鋭い視線を向けて、言いなおした。
「おまえは、その話を信じたのか。迫害された身でも犯罪者でもあるその男が、真実だけを離すとは限らないだろう」
 兄の顔をまっすぐに見て、しかしステラは息をのんだ。
 彼の声は暗い。そして、剣のように鋭い両目は、冷たい光を放っていた。
 逃げ出したい衝動にかられる。それでもステラは、息を吸い、腹に力を溜めて、その場に踏みとどまった。
「……私は、信じています。『彼』があの局面で嘘をつくとは思えませんし……レクの記憶とも、一致しているようですから」
 ステラは、横目でレクシオを見る。彼は、深くうなずいていた。
 ヴィントとディオルグが戦っていたときは、彼は眠らされていたが、それ以外の出来事はしっかりと覚えているようだった。
 ステラはもう一度深呼吸をして、兄の顔を見据える。
「それに、私は話を聞いて良かったと思いました」
 すると、ラキアスが虚を突かれたように目を瞬く。ステラは弱々しく微笑んで、続けた。
「あの日――雪の中で見た『彼』の顔が、すごく悲しそうだったんです。ずっと、その表情が心に引っかかっていた。彼は何を思って両親を殺したんだろうって、疑問に思い続けていました。でも、今回、やっとその理由が分かって、嬉しかったのです」
 ディオルグとリーシェルは、ヴィントにとって敵であったが、同時に恩人であり友であったのだ。そんな人たちを手にかける苦しみは、ステラにはとても想像がつかない。あの表情の奥に、どれだけの感情がつまっていたのか、考えるだけでも胸が詰まりそうだ。
 だからこそ、兄に理解してもらいたい。傷を負ったのは、苦しみ、悲しんだのは――二人の死に泣いたのは、自分たちだけではないのだと。
 だが、ラキアスの冷たい目から、拒絶の色は消えていなかった。
「……そうか」
 彼は小さな声でそう言うと、おもむろに手を腰へと伸ばし――短剣を抜き放った。鋭い切っ先は、まっすぐにレクシオの方へと向けられる。ステラと彼は、同時に椅子を蹴って立ち上がる。
「なっ……!」
「俺は、話を聞いてこう思ったよ」
 唖然とするステラに向かって、ラキアスは淡々と言い放つ。
「両親の死の、本当の原因はそこにいる少年だとね。彼がいなければ、お二人とヴィントが無用な衝突をすることもなかっただろう。いや、そもそも、父上があいつを家に招くこともなかったはずだ」
 レクシオの目が見開かれる。顔から血の気が引いていくのが、ステラにさえ分かった。
「――兄上っ!」
 彼女は思わず、悲鳴を上げていた。
 兄の言う事には一理ある。そして、レクシオが一番自分で否定しづらいところを突いてきたのだ。ステラにとってはそれが、あまりにも悲しかった。
 どうすればいい。どうすれば説得できる。ステラは、めまぐるしく思考する。だが焦れば焦るほど、良い言葉は見つからない。ラキアスの殺気はどんどん膨らんできている。彼が刃を振りかざすのも、時間の問題だ。ステラが、絶望的な思いにとらわれた、そのとき。
 レクシオが、ステラの前へ出た。
「レク?」
 ステラは、信じられない思いで幼馴染の背中を見る。ラキアスも、驚きのあまり硬直していた。
 そんな中で、レクシオは毅然と言い放った。
「ラキアスさん。そんなに俺が殺したければ、さっさと殺しに来ればいい」

ふゆやすみ二日目

2015.12.27 18:56|日常
 こんばんは、七海です。

 今日はすこーしだけ部屋の物を整理いたしました。いらない人形とか使えないペンとか、何故とってあるし! みたいな謎のものを、分別して袋に詰める、という作業でした。捨て方は、機を見計らって母に訊こうかと。

 そして、『AZURE』4話の漫画コンテを進めました。本当は全ページ分一気にやってしまいたかったですが、途中で自作コンテ紙が切れたので、あえなく終了。また、誰もいない日にコソコソと印刷します。なので、それまで本編は休憩。
 小説の打ち込みでも頑張ろうと思います。

 グランブルーファンタジーの話。
 年末イベント走り中。チャレンジクエストは鬼門すぎて諦めました。ジョヤノカネを108ターン殴り続けるとか無理です。絶対無理。
 でも、EXTREMEが倒せるくらい(エリクシール一個必携ですが)火パーティーが充実してきたので、嬉しいです。大晦日までのところで出来るだけ倒しまくって、トレジャーを手に入れたいと思います。
 ところで、亡国イベント以降、パーさんことパーシヴァルに惚れました。格好いいのはもちろんなんですが、強いのです。とにかく普通に強いのです。彼がいるだけで、バトルがぐっと爽快になります。
 イラスト描いて差し上げたいくらいなんですが、鎧が難しそうで尻ごみしています。

 イラストといえば、久々にブログにイラスト載せたいです。

 明日以降二、三日は公募漫画のつづきします(うっかり化石化しそうだ)
 ご来訪、ありがとうございます。

おつまみ更新:ラフィアの翼15

2015.12.27 08:15|小説・詩
 気付けば、雪は止んでいた。雲間から差し込んだ夕暮れ時の陽光が、白雪を赤く染めている。ステラとレクシオは帰る間も無言だったが、二人の間に漂う空気は穏やかだった。
 やがて、イルフォード家に辿り着く。二人が重々しい門扉を潜ると、『調査団』の面々が待ちかまえていた。
「おかえり! レク、ステラ!」
 ナタリーがにこにこ笑って言う。ステラとレクシオは、それぞれに苦笑した。
「おう」
「ただいま」
 二人が返すと、ナタリーの背後にいた残りの仲間たちが、驚いた様子で顔を見合わせていた。ステラが笑顔で言葉を返したことに、戸惑っているのだろう。元気がない、と思っていたから。だが、レクシオはあえて何も言わなかった。
「にしても、遅かったねえ。寄り道したの?」
 トニーが、門扉の向こう側を見ながら言う。二人は顔を見合わせた。
「寄り道、か。まあ似たようなもんかな?」
 レクシオが言うと、ステラはうなずく。
「そうね。いろいろ……あったからね」
 しみじみとした様子のステラを見て、『調査団』の四人はさらに不思議そうにするが、二人はそれ以上何も言わなかった。
 この後、ステラは祖父と兄に帰宅の報告をした。そして、『調査団』全員でラキアスの夕食作りを手伝うことになる。ラキアスは、ステラとレクシオを見てやりにくそうに顔をしかめていたが、彼らはあえて気付かないふりをしていた。
 そして彼らは賑やかに料理を作り上げ、そして平らげた。騒がしく温かい時間は、捨てっらとレクシオにとて、久々に心から笑える時間になった。
 だが、夕食も済んで夜が深くなりはじめた頃――ついにステラが、ラキアスを呼びとめた。
「兄上」
 夕食の片づけが終わり、居間で自らの剣を磨いていたラキアスが、何気ない顔で振り向いた。
「どうした? ステラ」
「少し、よろしいでしょうか。――お話ししたいことがあるのです」
 ステラが言うと、ラキアスの眼差しが冷たくなった。妹のいつになく真剣な顔を見て、彼女の用事に見当がついたのだろう。彼は重々しくうなずいた。
「どこがいい?」
「私の部屋に来ていただけませんか。この時間帯なら、仕えの者も入ってはこないでしょうから」
「分かった」
 ラキアスは短く言って立ち上がる。剣を鞘におさめ、壁に立てかけたままステラについてきた。だが、その腰には護身用の短剣(ダガー)がぶら下がっている。それに目を留め、ステラは小さく息をのんだ。
 ステラは、兄を連れだって居間を出た。すると、扉のそばで控えていた影がゆっくりと起き上がる。その姿を見て、ラキアスが目を見開いた。
「よ、ステラ。その様子だと、一応話は聞いてくれるみたいだな」
 居間のそばで待っていた彼――レクシオは、ステラとラキアスを順繰りに見ながら言った。驚きと、憎悪と、戸惑いとがないまぜになった表情のラキアス。彼をちらりと見やったステラは、真剣な顔でうなずいた。
「――行こう」
「ん」
 ステラの短い声がけに、レクシオも短く応じた。

冬休み始まりまして。

2015.12.26 15:59|小説・詩
 こんにちは、七海です。
 もうこんな時間ですか?

 冬休み一日目ですが、大したことはしていないです。
 課題を終わらせたくらいです。あと、ちょいちょいゲーム。実になっているのかいないのかよく分かりません。
 今年は年賀状をどうしようか、とても悩んでいます。描きたいような描きたくないような。とりあえず、なすがままに流されてみようかと思います。

 続きから、昨日の小説の後篇です。
 ご来訪、ありがとうございます。

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めりーくりすます

2015.12.25 19:06|小説・詩
 こんばんは、七海です。
 メリークリスマス!
 本当は何か絵を用意したかったんですが、そんな時間はなかった!

 特別なことがあるようなないような、というのがここ最近の私のクリスマスです。
 で、同時に二学期が終わりました。明日から冬休み。しかし、嬉しくないような気がどこかでするのはなぜでしょう。

 それはともかく、ここ最近近況報告をしていなかったので、今します。
『AZURE』第四話をのそのそ準備中。冬休み中に連載開始はまず無理ですが、頑張ればもしかしたら一月には始まるかもしれません。中編小説も同様の感じ。
 ラフィアは、第四部を今年中に完結させたいです。こちらは踏ん張ればなんとか行けそうな雰囲気です。また、おつまみ更新でボチボチ出していきます。KOLは、「ラフィアが終わってから!」と思っているので、まったく手をつけていません。シナリオ自体は、霧のいいところまででき上がっています。

 あと、ブログの本棚を整理しました。良ければごらんください。

 ゲーム。グラブルで現在、戦力強化中。ティアマト倒しまくってたら、アニマの数が二桁になっていました。ティアマトはよく落としてくれます。
 ところで、星の古戦場を宝晶石欲しさにぬるく楽しんでいました。そのとき手に入れた戦貨でガチャを回したら……七星剣が出てきました。ダメ元で設定したのに。
 今年の残りの運を使い果たした気分になりました。当分ガチャ回さない。

 しかし、古戦場武器たった一本を、一体どうしろというのか……。

 リトルノアは相も変わらずゆったりペースでプレイ中。だんだんクエストが難しくなってきて悲鳴を上げています。

 それではみなさま、良いクリスマスをお過ごしください。
 絵の代わりに小説を書いてみた。のですが、思いのほか長くなったので、前後編に分けます。遅刻になるとかいわないで。

 ご来訪、ありがとうございます。

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時間が過ぎるの早い

2015.12.13 16:57|更新情報
 こんばんは、七海です。気が付いたらこんな時間! 早くも来週の休日が待ち遠しい人になっています。

 さてさて、久しぶりにサイトを更新しました。履歴を見直したらひと月ぶりでした。
『風語り』第四話スタートー。今のところ、話数的には『AZURE』と足並みがそろった状態です。ストックの量から考えて、そのうち追い越すことが分かり切っていますが。ちなみに現在、第六話執筆中。執筆もうちこみも、ついでにほかの小説も、時間が無くてなかなか進みません。
 こうしてみると、文章が日々変わっていっているのがよく分かります。

『ラフィア』と中編ぼちぼち執筆中。KOLは次章の序文だけ書いて待機中。
『AZURE』は第四話のネーム切りを始めました。テストが悲惨な結果で終わったり検定合格通知が来たり美術入選したりと、学校の方がいろいろ落ち着いてきたので、えっちらおっちらと重い腰を上げています。
 しかしながら、何も行事や試験がなくても平日はほとんど自由時間がありませんので、模写と小説打ちこみ数行くらいしかできません。

 もうちょっとグラブルの時間削れよって声が聞こえてきそうだ……。でも最近グラブルも曜日クエストくらいしかできてない……。メインクエスト気になるのに……。
(訳:最近リトルノアを始めたので、さらに時間を浪費しています)

――少し、自律が必要なようです。

 こんな感じの私生活。創作活動に時間を割けるよう、これから少しずつ時間配分を変えていこうと思います。
 ご来訪ありがとうございます。

おまけ
そういえば、テストで中断していた世界史勉強も再開しました。
私は中国史が苦手なようです。古典で項羽と劉邦をやってレッドクリフを見たので、たぶんあの辺りだけできると思います。

年末ですよ奥さん

2015.12.05 16:32|日常
 こんにちは、七海です。
 気がつけば12月になっておりました。
 今までちょいちょい小説のおつまみ更新はしていましたが、日記を書くのは久しぶりです。

 いつの間にか、期末テスト前半戦が終わりました。 し ん だ 。
 特に化学。化学! なんでこの世にはモルなんていうものがあるんだ! なんで人間は原子の物質量なんて考えるんだ! なんで粒の数なんていちいち気にするんだ!!(発狂
 しかし、計算問題多過ぎると思ったのは生徒だけではなかったようで、調整が入るそうです。
 これでも頑張った方ですよ先生。

 まだテストは後半が残っていますが、正直気が抜けかけています。
 油断せずに頑張ります。
 え? 今日の勉強? 朝のうちにしてしまいました。化学と英語以外は問題集がないので、見て思い出したり暗記したりするだけです。

 ここのところ、絵は描いていますが、きちんとしたものは描いていません。AZURE第4話の準備も、なんだか中途半端。来週から本格的に再開しようと思います。明日は何か、投稿するか載せるかしたいです。テスト勉強? しますよ。ちゃんとしますよ。

 ご来訪、ありがとうございます。
 続きにてアプリゲーム話。

続きを読む >>

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Author:蒼井七海
なんか周りにオタクといわれてしまう社会人見習い。
少年漫画、ファンタジー、ネコが大好き。中学生の頃から息(だけ)長く創作サイトの運営やらなんやらしながら、漫画家を目指しています。
どうぞよろしく。

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