徹底的文系人間

2016.01.31 20:07|創作話
 こんばんは、七海です。
 テスト勉強……前半戦は、覚える教科が多いです……。のはずなのに、後半戦に分類される化学の勉強もした本日。かがく、つらいよ。

 そんなことは置いておいて、とりあえず今日のメインの話、いきます。
 ぼく冒を完結させて、KOL第四章を始めました。詳しくは「なろう」の活動報告で書いているので割愛しますが、どうにか間に合った、という感じです。
 ちなみにKOLはストックがないので、いつもの不定期更新になります。今章は山場つづきですので、気分も盛り上がって早く終われる……と、信じたいです。
 ぼく冒の方は、前回の中編「まれびとの旋律」とは違って、王道で軽めのお話なので、暇つぶしに読んでいただけると喜びます。書いてる側としても凄く新鮮でした。十一歳の子供の視点で進む物語は、意外と難しかったです。良い訓練になりました。

 そして、本日のメインその2。
 最近、突然ピアノにハマりました。いえ、ピアノ自体はもう十年以上前からやっているんですが、このところはもっぱらゲーム音楽を弾くのにのめり込んでしまって。Youtubeの弾いてみた動画を見たせいですね、ええ。
 最初はグラブルなぞ耳コピしていましたが、難し過ぎて断念。大人しく、三月に予約開始されるピアノ楽譜を買おうと思います。
 その代わり、ポケモン不思議のダンジョンの曲が意外と弾けることに気付きました。さすがにディアルガ戦のBGMは無理ですが、前後の名曲は頑張ったらできそうです。と言う訳で、頑張り始めてしまいました。しかも一曲弾けるようになりました。

 テスト前になにやってんだああああという感じですが。

 にしてもポケダン懐かしい。またやりたい。時闇空が一番好きです。

 ご来訪、ありがとうございます。
 続きからグラブル語り。

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いそがしい

2016.01.30 19:37|創作話
 こんばんは、七海です。期末テストが一週間後に迫っているにもかかわらず、それ以外のことに追われている人です。でも、今日も一応勉強はしました。あれは勉強というのか。
 明日はもうちょっとちゃんと、勉強したいです。

 さて。今日は猛スピードでぼく冒クライマックスをぽちぽち打っていました。コンテストの受付終了が明後日に迫っているので、まさに締切前の追い込みです。明日には、KOL第四部も連載を始めたい。
 なんか、『まれびと』のときもこんなだった気がします。締切間近の超ギリギリで無理矢理完結させた感じ。計画性のなさに、嫌になっちゃいそうですな……。

 明日は勉強しつつ小説打ちつつ、気分転換にちょっとイラストやネームもやりたい人です。贅沢過ぎる。
 ご来訪、ありがとうございます。
 続きからグラブル語りです。

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イラスト追加

2016.01.17 13:55|更新情報
 こんにちは、七海です。なんか……疲れてます。

 サイトにてイラスト更新しました。ページの頭にも書いていますが、web小説のキャライラストなので、そういうの大丈夫だよーという方はご覧ください。
 キャプションにも書いたけど、ロトが童顔……あと、魔方陣のまわりの色が潰れてしまいました。残念。

 マイペースにもそもそと描いて行きます。
 ところで、今年に入ってまだイラストしか更新してないですね。更新があるだけましだけれども。

 ご来訪、ありがとうございます。

近況ほか

2016.01.16 20:47|創作話
 こんばんは、七海です。うわああああ

 ブログをまったく更新しないうちに、学生生活が元通り染みつきつつあります。私達のクラスが運営する集会も無事終わり、行事が一つずつ片付いています。しかし、まだテストとか幼稚園実習とか進路相談とかいろいろあるんだうがあああ
 学校の忙しさに苛々しつつも、確実に減っていく登校日数に、得も言われぬ不安を覚えています。一応社会人……社会に出るって、こわい……。

 さて、創作の近況。
『AZURE』のネームを少し起こしました。しかし、中々進みません。今年のおみくじに、「力強さはあるが焦ってはいけない」みたいなことが書いてあったので、焦らずいきます。
 小説。現在、コンテストの都合上、中編にかかりきりです。毎日更新したいとか言いつつ、今週かなり筆が止まりましたが、今日明日で一気にストックを溜めて、またちまちま更新していきます。週休二日のお供に……どうでしょう。
 イラストは、現在かなり熱が入っております。描きたいものが多過ぎてヤヴァイことになっています。これも、焦らず一つずつ進めないと、泣きを見ることになりそうですね。気をつけます。

 ご来訪、ありがとうございます。
 続きからグラブル語りです。

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ゲーム音楽は難しい

2016.01.09 16:50|日常
 こんにちは、七海です。今日は結構寒いですね。その割に雪が降らないのが恐ろしい。
 いつもあることがその年に限ってないと、不安になります。良い例が、年末の大雪。

 今日は、午前中はいろんなことをして、ピアノのレッスンを挟んで、それからあとはひたすらピアノ弾いてました。そろそろ絵を描かないと終わらない……。
 弾きたくなったんです。練習中の曲以外のものが。グラブルのローズクイーン戦のBGMが! ローズクイーンのところまでまだ行ってないんですけど、何してるんですかね。努力の甲斐あって、主旋律はなんとなく弾けるようになりました。伴奏は全然。
 基本、楽譜は使わない派なので、ひたすらに聴いて覚えます。というか、楽譜あっても座っちゃったらもう見えない(弱視おそらくド近眼なので)のでいつも、最終的に楽譜をおかずに弾いてます。

 さて、そんなことより大事な報告があったのでした。
「小説家になろう」の活動報告には書きましたが、「なろう」さんにて中編作品『ぼくらの冒険譚』を公開しました。略称は『ぼく冒』。ストックを溜めつつ、ほぼ毎日更新でお届けしたいです。
 今回の主役トリオは十一歳二人と二十歳一人。蒼井作品史上最年少と最年長がくっついています。なので、いつもと風合いが違って、私自身戸惑いながら執筆しています。なぜかロトのターンを書いているとほっとする。
 これから一気に一番の山場へ向けて加速する……予定なので、読んでいただければ幸いです。
 一応、込み入った設定があるのですが、それを公開する日はいつになるのでしょうね。今は、フォルダの中にひっそりと眠っています。

 では、これからグラブルやったり絵を描いたりします。アメイジング!
 ご来訪、ありがとうございます。

イラスト追加ー

2016.01.07 16:55|更新情報
 こんばんは? 七海です。
 明日からいよいよ学校です。それは別に良いのですが、集会の企画の話し合いが嫌で嫌で仕方ありません。うおおおおがんばる!

 さて、本題。サイトに、昨日ちょこっとブログで書いたイラストを追加しました。
 年末に、唐突に電波受信した設定と構図です。深い意味は一応あるのですが、連載中の本編とはあまり関係がありません。そんな感じのイラストです。年末ものと年賀状の次がこんなどす黒い物で、申し訳ない……。
 本当は、瓦礫とか岩とか、壊れた木の柵とか、そういう細かいものがきちんと描きたかったです。精進あるのみ。あるいは筆の使い方を見直したほうがよいかもしれませんね。

 次リキテックスを使うときからは、線画を残しながら塗る方法を模索していこうと思っています。

 ご来訪、ありがとうございます。
 学校こわい。

とにかく描く。

2016.01.06 19:01|創作話
 こんばんは、七海です。
 やっとアクリル画を完成させました。水加減がいけないのか、筆先ばさばさがいけないのか、私の技術が足りないのか、全部なのか分かりませんが、筆が思うように動いてくれません。
 あと、アクリルで塗ったのに主線残ってるイラストがときどきありますが、あれってどうやって残してるんだろうと、凄く気になっています。今回、描き終わったあとに鉛筆で線を起こしてみたらおかしなことになりまして。

 コピックとアクリル絵の具と、どっちを使うのがいいんだろうと、ずっと考えています。
 でも結局どっちも一長一短なわけで。いっそのこと二刀流? とか考えはじめています。
 とりあえず、いろいろ描いて試行錯誤してみます。暇なときに。暇なときに。

 そんなことよりまず、今度の行事の企画運営をしなければいけないし、テストもあるし、更新の準備もしなければいけません。やることだらけです。

 更新といえば、ラフィアを終章まで「なろう」に投稿しました。やっとだよ……。季節一周しちゃったよ……。
 ここからしばらく、大賞に応募する二作品に集中します。明日、中編の公開を始めます。まだ執筆途中なんですが……締切が……。
 ままならないものです。

 そろそろ、学校に向けて準備をします。
 ご来訪、ありがとうございます。続きからグラブル語りです。

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いろいろ作業

2016.01.04 19:58|創作話
 こんばんは、七海です。
 冬休みも残り少なくなりました。
 今日は、新しいことはしなかったけど、ちまちまいろんな作業を進めた日でした。ちまちまちまちま。明日は、久々にアクリル絵の具を引っ張り出そうかと。

 先日のイラストについて、少し書いておこうと思います。
 年末イラスト。唐突に構図が浮かんで来たので、描いてみました。線にコピックマルチライナーのセピアを使ってみたのですが、想像以上にいい感じ。コピック使うときは、漫画用インクではなくミリペンの方が馴染むかもしれない、と思い始めた今日この頃です。強弱つけるのが手間ですが、それも合わせて楽しめば問題なし。
 12月31日の更新はできませんでしたが、気に入る出来になったので良かったです。

 そして、年賀状イラスト。着物と袴地獄……! なんか違っていても見逃してください。
 一番悩んだのがシエルの着物の柄だったりします。悩んであのクオリティ。もっと、装飾を上手に描けるようになりたいです。あと背景。

 ここのところイラストを描きたい周期なので、現在ももりもり描いています。
 できたら上げます。

 ご来訪、ありがとうございます。
 以下、グラブル語りです。

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おつまみ更新:ラフィアの翼20

2016.01.04 18:06|未分類
「あああ、もう! 誰でもいいから助けてー!」
 赤毛の少女は、誰もいない路地で叫んでいた。
 帝国学院内に存在する、グループのひとつに『特殊新聞部』というものがある。彼女、ブライスはそこに所属している学生だった。グループ名にセンスがない、と思いながらも、日々を楽しく過ごしている。
 だが最近は、グループ内の他人事と切り捨てられぬ出来事に、頭を抱えていた。
『新聞部』部長のオスカーと、彼を信頼している部員シンシアの仲が、よくないのである。最近、この二人が顔を合わせると、周囲の温度が五度くらい下がる気がしていた。
「なんでかなー。普段、シアはあんなに部長大好きなのに」
 むしろ部長に心酔しすぎていて、友人のブライスとしては心配になるほどなのだ。
 だから最近の現象は、おかしい。
 そしてさらに困ったことに、向こう二人は何も話してくれない。さらに、同じ『新聞部』部員のカーターも、見て見ぬふりをしているのだ。おかげでグループ全体がぎすぎすしてしまっている。
「はあ……。『新聞部』にも、『調査団』くらいの団結力があればなあ」
 ブライスは、今は帝都にいない六人の顔を思い出しながらため息をついた。普段、二つのグループを引きあいに出すとオスカーの機嫌が悪くなるので黙っているが、『調査団』と関わるようになってから、彼女は常々そう思っている。
「どうしてあんなに結束強いのかな。休みが明けたら、訊いてみよう」
 ブライスは、呟くと、両の頬を手でぺちっと叩いた。気合を入れて、路地から出る。この後も、『新聞部』の集まりがあるのだ。
 そして彼女は、そこである提案をするつもりだった。

 公園に集まった四人は、相変わらず殺伐とした空気を醸し出していた。とりあえず、全員で、今後の新聞の発行予定や活動について話し合う。そして一通り話しあいが終わったところで、ブライスは、帰ろうとする三人を引きとめた。
「ね、ねえ! たまには、みんなでどこかに遊びに行かない?」
 ブライスが言うと、三人は揃って目を丸くした。シンシアが、まじまじとブライスの顔を見つめて目をすがめる。
「どうしたんですの? ブライスがそんな提案をするなんて、珍しいですわね」
「い、いやあ~。そうかな? だってほら、今年の冬はあまり活動しないでしょ? だったら息抜きついでに、どこかに行ってもいいんじゃないかなって思って」
 ブライスは、一生懸命笑顔を作りながら言う。それからちらりと、オスカーの方を見た。実際は、旅行ついでに彼とシンシアに仲直りしてほしかったのだ。無愛想な部長は、ブライスを見、続けてシンシアを見たが、すぐに何事もなかったかのように鼻を鳴らす。
「それは別に構わないが。どこに行くつもりだ?」
「本当!?」
 ブライスは、目をきらきらと輝かせた。一番説得が難しいと思っていた人間が、こうも素直に納得してくれるとは。彼女は勢いに任せて、部長の問いに答える。
「あのね。シュトラーゼなんてどうかなーって思ってたんだ!」
「シュトラーゼ? 北の?」
「うん! 静かな場所だけど、ほら。もうすぐ『女神像』の一般公開があるじゃない? だから新聞のネタ集めにもちょうどいいかなって!」
 ブライスがまくし立てている横では、カーターが「シュトラーゼ!?」と食いついてきている。神官専攻の彼は、神にまつわる話が大好きなのだ。
 オスカーはしばらく考え込んでいたが、部員の様子を見ると、諦めたようにため息をついた。
「良いだろう。ただし、女神像の公開に間に合うようにするなら、なるべく早く出ないといけない。おまえたち、大丈夫か?」
 部長の問いかけに、全員が肯定を示した。
 オスカーは、うなずくと、「決まりだ」と言った。ブライスは、心の中で、歓喜の声を上げた。

 もちろん彼らは知らない。
 シュトラーゼに、『調査団』の六人がいることを。
 そして――彼の街で近く、『金の選定』が行われるという事実も。

 運命は静かに、だが確かに動き出した。

Fin


第六部これにて完結!
第七部以降も、おつまみ更新は続けようと思います。
しかしその前に、KOLと中編である。

おつまみ更新:ラフィアの翼19

2016.01.04 12:16|小説・詩
 イルフォード家が置かれる街、シュトラーゼは、いつも閑散としている。都市の規模としては北部最大級なのだが、この静けさで都市が成り立つのかとよそ者に心配されるほどだ。そして、そんな街は、密談にはもってこいの場所なのである。
 雪の降りしきる街の路地。そこに、ヴィント・エルデはいた。
 ステラとレクシオに十二年前の話をした後、彼は逃げるようにしてここに来たのである。かつて、幼いレクシオとともにパンをかじった思い出の路地は、あの頃とまったく変わっていなかった。
 積もる雪をじっと見つめながら、ヴィントは喫茶店でのことを思い出す。
 ステラとレクシオは、明かされた過去に、どのようにして折り合いをつけたのだろう。自分には関係のないことのはずなのに、ヴィントはそれが気になって仕方がなかった。
――あの雪の日、静寂の中で聞いた、ディオルグの言葉。その『遺言』は、今でも耳の奥によみがえる。
 もし再びイルフォード家と関わることになったなら、子供たちを頼むと、そう言われた。だが、自分が彼らにしてやれることが、どれほど残されているのかとヴィントは思う。むしろそういうことは、レクシオや学友たちの方が遥かに上手くやるだろう。
「俺のできることは……もう、そんなに多くない」
 呟いたヴィントは、自嘲気味に笑う。
 彼にできること。残された、数少ないこと。そもそも、今彼がこの街にいるのは、それを果たすためなのだ。
 佇む彼の背後に、人が立つ。ほとんど気配はなかったが、ヴィントには分かった。
「何者だ」
 相手に背を向けたまま、ヴィントは言う。
 相手は、しばらく何も答えなかった。だがややあって、吐息と共に口を開いた。
「あなたに出会えて、良かった。わざわざ北までやってきたのが、徒労に終わるところだった」
 ヴィントは、視線だけで背後をうかがう。
 立っているのは、男だ。背丈はヴィントと同じか、もう少し高いか。黒いコートが風にあおられ、はためいているのが分かる。
 彼は、訊いた。
「……帝国軍の意向か?」
 端的な問いに、相手はすぐさま答えた。
「いいや、私の個人的な興味だ」
 あっけらかんとした言葉を、ヴィントは思わず鼻であしらう。
「愚かだな。それが軍にばれたら、どうなる?」
「承知の上だ。が、元より閑職に身を置いているのでね。今さら怖がることはあまりない。それに、知ってしまったからには、無視できない」
 男が、一歩を踏み出す。黒い長靴が、白雪を踏みしめた。
「ヴィント・エルデ。あなたを逮捕しない代わりに――あなたが知り得た『神』の情報を、提供してほしい」
 ヴィントは驚きに目を開き、ついに振り返った。
 軍服ではなく背広姿の男は、まっすぐにヴィントを見つめている。
――こいつは、強い。そう、ヴィントは思った。
 一見、ただの青臭い軍人かとも思うが、いくつもの修羅場を潜り抜けてきた『魔導の一族』の目はごまかせない。彼の中には強大な魔力が渦巻いている。おそらく、ヴィントや彼の息子にも引けを取らないほどだ。
 だが、『こういう駆け引き』にはあまり慣れていないらしい。ヴィントは鼻を鳴らした。
「愚かだな」
 相手の顔が、少しこわばる。
「一介の軍人が司法取引か? おまえにそれほどの権限があるとは思えんな」
「権限があるのか、と言われれば、答えは『ノー』だ。さっきも言った通り、閑職に身を置いているのでね。だが、権限はなくとも出来ることはある」
 はっきりと言いきった男は、ヴィントの眉間を指さした。
「それに、あなたは今、動揺しているはずだ」
 ヴィントは眉をひそめた。
 言動が、思考が読めない。それなのにこちらの内心をのぞきこんでこようとする。どうすればよいのか分からなかった。彼が戸惑っている間にも、男は淡々と続けた。
「動揺するのも無理はない。普通の人は、神の話など知らないはずだから。いや、知っていても本気にはしないはずだ」
「……ならばなぜ、貴様はそれを信じる」
 ヴィントが問う。男は、すぐには答えなかった。寒々しい風が吹き抜け、雪の粉が舞う中、男は瞑目している。ヴィントは視線だけで、鋭く様子をうかがう。
――風がやむと同時に、男は口を開いた。
「夏の、神父殺害事件」
 何かを試すような声音だった。男の言葉に、ヴィントの眉が動く。男は、少し疲れた様子で腰に手を当てた。
「正確には、帝都で起きた未遂事件だな。結局犯人は特定できなかったが、その犯人像に私は違和感を抱いた。目撃者の証言によれば、その者は魔導士ではないが、奇妙な力を使ったという。そんなことが可能な人間が、本当にいるのか――とね」
 ヴィントは彼が語っている間に、思考していた。確か神父の殺害を担当していたのは、ギーメルだ。「あの夜」、実際に接触しているから間違いない。そして目撃者というのは、帝都の神父とイルフォードの娘たちだろう。あの夜に戦いを始める前に、彼らが一度接触していたことを、ヴィントはここで初めて悟った。
 奴め。派手に動き回るから、直接捜査をしていない軍人にまで睨まれているではないか。ヴィントは舌うちしたい思いをこらえながら、男の話に耳を傾ける。
「それだけではない。犯人の襲撃から数日後。満月の夜に、件の教会の方から剣の音や爆発音を聞いたという証言が、いくつもあったそうじゃないか。だが、目だった痕跡は残らなかった。俺はそのことにますます不信感を抱いて、調べた。犯人の詳しい特徴と、満月の日。それらが、どう関連してくるのかを」
「そして、『神』とやらに辿り着いた?」
 ヴィントが言葉を引き継ぐと、男は余裕に満ちた表情でうなずく。
「創造神ラフィアと、彼女を取り巻く神の争い。そして、ラフィアが選ぶ人間たちの神話。私はそれを知った。最初はもちろん、おとぎ話ではないかと思ったがね。とりあえず今は、事実であると仮定して動いている」
 なるほど、とヴィントは声に出さずうなずいた。交渉事は苦手でも、それなりに勘が働くようである。物事を柔軟に考える頭も持ち合わせている。でなければ、神話を事実と仮定するなどということは、できないだろう。
 男は再び、ヴィントに言った。
「さて、どうかな。教えてくださる気にはならないか」
 彼を見つめる目は鋭く、触れれば切れる刃のようだった。だが、ヴィントはまったく動揺しない。わずかに口角を上げてから、身体ごと彼の男の方を振り返った。
「教えてやらんこともない。が、その前に忠告だ」
 その言葉を聞いた男は、虚を突かれたような顔をした。ヴィントは構わず、曇り空を指さした。
「――そういう話をするときは、声を潜めた方がいい。どこで誰が聞いているとも知れないからな」
 ヴィントが言うと、男は眉をひそめて、視線だけで辺りをうかがった。一応、相手に悟られない探り方を心得てはいるようだ。
「……誰かに、聞かれたか?」
「気配はないな。だが分からん。『神の敵対者』を人と同じように考えない方がいい」
 ヴィントは一息にそう言うと、男の方に歩み寄った。
「さて。では、今一番急を要することを、先に教えておこう」
 男が居住まいを正している。強張った顔面を見たヴィントは、珍しく楽しそうな声で事実を告げた。
「もうすぐ『金の選定』が始まるぞ。――この街で、な」
 男は、強張った顔のまま絶句する。
 空は黒く陰り、止んでいた雪が再び降り始めた。

目標を持って

2016.01.02 23:39|更新情報
 こんばんは、七海です。

 ギリギリ日付が変わる前にイラストを追加しました。全作品とAZUREのところ。有言実行、なのです。
 細かい編集は、また明日にでもします。とにかく今日は日誌書いて寝る!

 裏話も明日にとっておきます。

 ご来訪、ありがとうございます。

明けまして

2016.01.01 23:37|日常
 こんばんは、七海です。
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞ、宜しくお願い致します。

 そして、新年早々「更新します詐欺」的なアレをやらかしてしまってすみません。
 父の実家に行ったりなんだりしていたら、想像以上にドタバタしていて時間が無かったです。絵を上げるところまではできませんでした。明日には必ず上げます。

 今年の目標は「有言実行」、座右の銘は「沈黙は金」ですかね……。
 一応社会人になる身がそれで大丈夫なのか、と突っ込まれそうですが。特に後半。

 と、何はともあれ、今年はもう少し真面目に更新をしたいと思いますのでよろしくお願いします。
 あ。ちなみに、グラブルの新年景気づけ10連ガチャを回してみましたが、全滅でした。

 ご来訪ありがとうございます。
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なんか周りにオタクといわれてしまう社会人見習い。
少年漫画、ファンタジー、ネコが大好き。中学生の頃から息(だけ)長く創作サイトの運営やらなんやらしながら、漫画家を目指しています。
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